ガイドリーダーと行く“縄文ロード探索”


 奥相模野の 3つの縄文環状集落遺跡と縄文ロード


新小倉橋の下で集合写真
新小倉橋の下で集合写真

 

 

 

■日 時:2023年3月11日(土)9:45 

■集 合:JR横浜線「橋本駅」2階駅前(ミウィ橋本前広場) 

■解 散:JR横浜線・京王相模原線「橋本駅」17:00

■講師ガイド: 富田昭夫(団員)

■参加者:50名

 

【内容】

多摩丘陵には八ヶ岳西麓と、同じ文化と思われる縄文時代の土器、石器、道具、住居、集落跡など、が出土されており、実に 150㎞弱にわたる範囲が何らかの形で繋がっていたことになります。この範囲を富士眉 月文化圏といい、当団ではこの中の文化を繋ぐ「道」を“縄文ロード”と名付け、その存在を探ってきました。

 

相模川が山間部から大きくカーブして平地に出る奥相模野付近で相模川に沿って東へ向かってきた 「道」はそのまま多摩丘陵に上がり、今の多摩ニュータウンに達し、この地域では縄文中期の黒曜石や八 ヶ岳西麓と類似した土器の破片を拾うことができます。

 

また周辺には八王子の七国峠を通り、勝坂へ向かう 南北の「道」がこの地区で交差します。そこに、相模川、谷津川を挟んで縄文時代中期の3つの環状集落で ある原東遺跡、川尻中村遺跡、川尻石器時代遺跡が位置しています。

 当団では 有志による探索会を 2017 年に立ち上げ、大月までの古甲州街道ウォークを続けてきました。 今回はこの奥相模野で川を挟んで至近距離にある3つの大きな縄文環状集落を訪ね、「縄文ロード」と交差する場所やその関係などを探りました。

 

【コース】

「橋本駅」9:45 集合(駅前2階広場)……橋本駅北口 1 階バス乗り場(1 番乗り場 「三ヶ木」行 10:00 発)~「森の上」バス停~川尻八幡直線参道下~屈曲ポイント~ 相模川河岸段丘の淵(カインズホーム脇)~「コピオ」(昼食、WC)~小倉橋~八幡神社~原東遺跡~川尻中村遺跡~川尻石器時代遺跡~「城山総合事務所」バス停 (WC)~「橋本駅」解散 17:00

 

【感想】

当日は、天気が良く大勢の方が参加していただけました。

橋本からバスで「森の野」バス停へ、相原七国峠古道、古代甲州道を歩いて縄文遺跡の川尻中村遺跡、原東遺跡、川尻遺跡を巡りました。

途中、「めいめい塚」「川尻八幡の直線参道」「黄金の十字路(関東山ノ辺の道と古代甲州道)」「新旧小倉橋」「品川から出たリニアがはじめて顔を出す相模原川の橋梁工事現場」など

見どころも多く楽しめました。

新小倉橋の見晴台から見た城山、新小倉橋、圏央道、また新小倉橋から相模川、旧の小倉橋の景観も本当に素晴らしかったです。

一日中歩いて疲れましたが、その分収穫の多かったウォークでした。 次回の縄文ロード、本当に楽しみです。

 


ーウォークの様子ー

 

新小倉橋からみた相模川と旧の小倉橋