宮田団長ウォーク:古代東海道7箇所の遺構を探るシリーズ②


大磯の高麗山の中腹で発見!  ダイナミックな “古代東海道”の痕跡 ~大 磯 編~


高来神社の拝殿。神仏分離令より前は裏山に三権現が祀られていました。
高来神社の拝殿。神仏分離令より前は裏山に三権現が祀られていました。

 

 

 

■集合:JR 東海道線平塚駅 東改札口STARBUCKS COFFEE前

■講師ガイド:宮田太郎(古街道研究家、歴史古街道団・代表)

■参加費:一般 1,500 円 団員 1,000 円 (中学生以下無料)

■定員:28 名

 

【内容】

10 月の勝坂編に続く古代東海道の7つの推定遺構シリーズ2は、湘南の大磯高麗山を探索します。

 

奈良時代の一時期に国衙跡であったことがほぼ判明したとされる平塚市の四宮・前鳥神社付近がちょうどその双方(勝坂と大磯)の間に入ります。高麗寺があった高来神社見学の後に湘南平に路線バスで上がり、昼食後に山麓に降りながら高麗山中腹で数年前に確認しているダイナミックな古代道路跡?を確認しました。

 

最後、お時間のある方で大磯宿の虎御前が尼となって過ごした庵にも立ち寄りました。

 

【コース】

JR 東海道線「平塚駅」東改札口前の「STARBUCKS COFFEE」前に 9:20 集合~ 9:45 北口バスターミナル発、二宮駅行きバス=「花水バス停」下車~高来神社~湘南平行きバス「花水橋バス停」=湘南平(眺望の案内・各自弁当昼食)~相武国造神社~古代東海道痕跡探索

以降、お時間の許す方で 万田(山下長者屋敷跡、虎御前の庵・東光寺観音堂)~古代東海道~「高村団地バス停」隣接公園で解散 16:30 頃

 

【感想】

探索には絶好の秋晴れでした。

最初に訪れた高来神社では、奈良時代に高麗若光の一団が大磯の浜に上陸した時のことが例大祭の歌に残されていることを聞き、当時の様子が頭に浮かび、この地での歴史の深さを感じることができました。

 

その後バスで湘南平へ。360度の絶景で、古代の人が足柄峠、富士山、大山、相模平野、江の島を臨み、ここから相模国全体に睨みを利かせていたのかなと想像しながらのお弁当タイムでした。

 

午後はいよいよ、湘南平西側の古代東海道の痕跡と推定される谷筋へ。北側からピークを乗り越えて南側まで、12m幅の官道があってもおかしくない地形が続きます。ピークの近くには細長く平坦な耕作放棄地が出現し、そこに本当に道があったのではないかと感じる、興味深い土地でした。

 

今回もお疲れ様でした! 皆様、またご参加ください!


ーウォークの様子ー  写真をクリックで説明を見ることができます。