宮田団長ウォーク:“源義経伝説”シリーズ❹GW版


多摩丘陵の「源義経伝説の道」を歩く ~上小山田の源氏の道“奥州古街道”と小山田氏の馬牧跡~


小山田緑地内の馬場窪(ばんばくぼ)。平安時代より朝廷の馬牧として、馬を囲い込んで育て、年間に何頭かの良い馬を選び出して奥州古道で都に運んでいました。
小山田緑地内の馬場窪(ばんばくぼ)。平安時代より朝廷の馬牧として、馬を囲い込んで育て、年間に何頭かの良い馬を選び出して奥州古道で都に運んでいました。

 

■集合: 小田急多摩線「唐木田駅」改札口前 10:00

■解散:「日大三高バス停」15:30

 

【講師ガイド】宮田太郎(古街道研究家、歴史古街道団・代表)

【参加者】  55名

 

【内容】

唐木田から町田の上小山田桜台地区へ、発掘調査で見つかった中世・小山田氏関連の馬牧跡や建物跡、また源氏たちがかつて歩いた奥州古街道・常盤道を巡っていきました。

 

【コース】

小田急多摩線「唐木田駅」改札口前(10:00集合)~大妻女子大前~棚原の館跡~奥州古道常盤道~影取池伝説の地~正山寺裏古道~養樹院の石仏群~平薬師~小山田神明神社~小山田NO.1遺跡~山王林公園(12:55~13:45 昼食)~内ノ御前社(小山田有重の妻を祀る現・小山田神社)~都立小山田緑地・馬場窪~謎の土塁~「日大三高バス停」(15:55解散)(バスで町田・淵野辺・多摩センターへ)

 

朝のうちは肌寒い気候でしたが、集合時間の10時ごろには日差しが出てきて暖かくなりました。

唐木田駅から10分も歩けば古道跡が通る緑豊かなエリアに入ります。

唐木田から上小山田に向かって南に長く伸びる尾根の上、奥州古道常盤道の道筋は見晴らしがよく、ウグイスなど野鳥のさえずりが聞こえ、すがすがしい気分になります。

 

尾根から下った上小山田一帯は、平安時代末期以降、関東武士団の小山田氏が所領とした場所。小山田氏が勧請した神明神社や、武士団の館の跡などゆかりの地を巡ります。小山田神社(内ノ御前社)は水が張ってあるハス田に囲まれ、まるで浮島のよう。

 

前九年の役や後三年の役で源義家(八幡太郎)たちが通った可能性が高い奥州古道、平安時代より馬の育成が盛んだった小山田牧、900年以上前の歴史に思いを馳せながらのウォーキングでした。

 

今回もお疲れ様でした! 皆様、またご参加ください!

ーウォークの様子ー  写真をクリックで説明を見ることができます。