ガイドリーダーと行く史跡探索:いざ! 鎌倉① 鎌倉古道を「町田から鎌倉まで」歩きたい


 シリーズ① 町田駅→南町田グランベリーパーク駅


日 時:3月26日(土)12:00 

 

集 合:小田急線「町田駅」東口交番前(カリヨン広場)

ガイド:歴散加藤塾 塾長 加藤 正昭 (団員)

参加者:56名

 

【内容】

日本各地に、〈一番に馳せ参じる〉鎌倉街道がありますが、町田市内には、鎌倉に通じる最重要路・上道(かみつみち)の本道や支道の遺構が残されています。

原町田の Y 字交差点は上道と高尾方面からの山の道とが交差していますが、その先 JR 横浜線で断絶されているようです。

金森杉山神社には、多くの石碑がありますが、一体なんなのでしょう?

杉山神社って西田にもあるけど、何を祀っているのでしょう?

 

開発によって、古い道は広げられ、切断され面影探しに苦労しますが、古い街道には、時間を越えたような建物も残っています。

現在の地図と明治の地図を比較しながら、道や川や村境と史跡を重ね合わせ、当時の風景や生活を想像しながら古道歩きを楽しみました。

 

【コース】

小田急線「町田駅」東口交番前(12:00集合)~鎌倉古道~原町田市碑~横浜線による断絶された古道跡~町田天満宮~古道~金森杉山神社~都営金森団地前~鶴金橋(境川旧河床)~金森西田杉山神社~常楽寺(説明のみ)~八坂神社(説明のみ)~熊野神社~鶴間公園 ~「南町田グランベリーパーク駅」(15:35解散) 行程約5km

 

町田から鎌倉までの鎌倉街道上道歩き。今回は町田から鶴間まで、3時間半ほどのウォーキングでした。

旧町田街道の商店街の道筋から、途中鎌倉街道の道筋が分かれますが、案内がないとわからない細道が古道跡でした。確かに、その細道の先をたどっていくと、横浜線の掘割の先から道筋が現存していました。

 

古道沿いにある金森杉山神社、西田杉山神社と、2つの杉山神社をめぐります。軽妙なトークが楽しい加藤ガイドからは、金森杉山神社の社殿が北東向きで、背後が森になっておらず河岸段丘で低くなっていることの不思議が提起されました。次に訪れた西田杉山神社で、ここは境川に向かって南面していることから、金森杉山神社ももともとは境川に向かって反対向きに立っていたのではないかとの説をご披露いただきました。

 

途中小雨が降る天気になりましたが、鎌倉街道上道をたどって鶴間公園まで無事にたどり着きました。

今日も多くの皆様にお越しいただき、鎌倉に向けて幸先の良いスタートでした。

 

今回もお疲れ様でした! またご参加ください!

 

ーウォークの様子ー