よみがえる!最古の鎌倉古道跡


小野路関屋城砦の鎌倉古道跡
~構造確認調査&メンテナンス~ 

 

 

ガイド  : 宮田太郎団長

特別参加 : 小島政孝館長(小島資料館)

 

【集 合】   東京都町田市小野路町「小野神社」境内広場

     (小野路宿里山交流館隣接地)13時

【資料代】   資料代300円  

【参加人数】20名

 

【内 容】 

南北朝時代以降は、小野路宿を通るルートがメインになったと考えられますが、鎌倉時代初期・源頼朝や源氏三代の頃は、関所もなかった尾根ルートを通っていた可能性があります。

林に残るこの最古の鎌倉古道跡約100m部分を、草刈りや竹木を伐採しながら、全容を明らかにしていきます。

 

【活動コース】

「小野神社」境内広場に 13:00 集合~小野神社~関屋の切通し~関屋城砦の鎌倉古道跡草刈り・竹木伐採活動(15:20)~小野路宿里山交流館付近(15:50 解散) 

 

【持ち物他】

軍手、飲み物。昼食は済ませて集合。

 

【交通手段】

路線バスは小田急線鶴川駅、小田急・京王線多摩センター駅から発着。小野神社前下車徒歩2分。

 

今回の活動は、関屋城砦に残る鎌倉時代初期の古道跡を明らかにして行きたい、との思いから始まったものです。

調査対象地を所有の小島先生は、チェーンソーをご持参の上、率先して活動に加わってくださり、都心等各所再開発の際に行われる、遺跡調査の専門家Tさんも遠くからご参加。

 

伐採前の現地は太い竹が生え、雑草も多く、道跡らしきものは微かに感じられる程度でした。

竹木の伐採は主として男性参加者が行い、高く伸びた竹をチェーンソーで切り倒してから2~3mに短く切断、枝払いには女性も加わって、ノコギリや枝切ハサミで切断した後、斜面側に片付けました。

 

この様な伐採や片付け作業は、初めての方ばかりかと思われましたが、御自宅で普段からされている方、初めてですが面白いです、と仰ってくださった方もおられ、作業はスムーズに進みました。 途中で一回休憩を取り水分補給、約2時間の作業でしたが、お蔭様で怪我もなく無事終えることができました。

 

綺麗になった林には、はっきりと道跡が出現しました(!)

古道の現地調査は如何だったでしょうか?

少しでも楽しく感じて頂けたのなら幸いです。

 

次回は秋の予定ですが、大きな作業も終わり、参加し易くなっているかと思います。

ところで次は何をするのでしょう?

落ち葉をどけて遺物を探す?少し掘ってみる?それとも崖面の調査?

どうぞお楽しみに。

ー保全活動の様子ー