宮田団長ウォーク 特別編


「鎌倉・逗子の古道と津波」鎌倉・逗子ウォーク


 8年前の東北地震で津波の被害を受けた宮城県の高校2年生3人のグループが災害研究の校外学習テーマとして選んだ「津波災害では街道より上側に被害は及んだか」について、古街道研究家の宮田団長の話を聴きたいということで、「鎌倉・逗子の古道と津波」をテーマに団長ガイドによるウォーキングを行いました。

  鎌倉駅に10:00集合。団長から本日の行程や資料(A3-24枚)の説明を受け、鶴岡八幡宮・二の鳥居からスタート。段葛、三の鳥居、鉄の井、小町通り、鎌倉郡衙跡を廻り鎌倉駅へ戻って電車で逗子駅へ移動。亀岡八幡宮の説明後、逗子市民交流センターでお弁当昼食。午後からは、田越川に沿って歩き、三浦胤義遺孤(みうらたねよしいこ)の碑、六代御前之墓、柳屋跡(蘆花・独歩ゆかりの地)、蘆花記念公園の説明を受けながら、古東海道から国道134号線の渚橋へ。渚橋からは、江ノ島、逗子海岸、披露山を望むことが出来ました。時間の都合上、葉山までは行けず路線バスで逗子駅に戻り、帰路につく3人を改札口で見送って終了しました。(14:30頃)
 

 大きなリュックを背負ったまま長時間歩いた学生さん達、お疲れ様でした。歩きながらも宮田団長や同行の運営委員の話に熱心に耳を傾けていた学生さん達のこれからのご活躍を心から応援しています。
 団長は、ウォーキングの最後に「過去の歴史を振り返り、先人の知恵を学んで防災へ役立ててください。」と3人に力を込めて語りました。

 

 川や海の近くの遺跡や古道は、やはり津波が来ない場所にあったのですね。約4時間の散策でしたが、参加された高校生の歴史の知識、生活態度が素晴らしかったです。
 機会があれば、私たちのフィールド「多摩丘陵」も案内したいと思っています。
 (運営委員が6名同行しました。)

ーウォークの様子ー